昨日(2016.11.12)、xyz(当時たかが隊長を務めていたiOS版クラン)メンバとツイッターで機体塗装について会話していた際、
ふと、10年程前にプレイしていたFMO(※1)を思い出す。
接敵・出会い
FMOは戦闘用のマップが非常に広く、かつ複雑(市街地や山岳地帯等々)で、
「接敵」する迄に2~3分、長い戦闘では5分以上掛かることもあった。
マップの広さ、複雑さに加えてどのような形で「接敵」するかが非常に重要である為、両軍慎重に進軍するのである。
また敵の部隊名やパイロット名が伏せられていた(enemy1~enemy10のような表記)為、※2
敵の動きや後述する機体カラー等から敵部隊及びパイロットを推測・識別しており、
このような駆け引きや緊張感はFMO独自のものであった。
FMOの機体塗装は、各パーツ(胴体、左腕、右腕、脚)毎に多彩なカラー選択が出来、
また塗装とは別に様々なステッカーを貼る事も可能で、
非常にバリエーションに富んだ独自の機体セットアップを行う事が出来た。
その為、
各部隊(クラン)は部隊用の機体カラーを設け、部隊員はそれにあわせて塗装する事が通例であった。
フリーダムシティ北東部の激戦
フリーダムシティ北東部への敵小隊の侵入報告から約1時間、
我が部隊に出撃命令が通達された。
先遣隊の壊滅は把握していたが、
常勝部隊である我が部隊員の瞳は、輝いていた。
誰もが自信に満ちており、勝利を確信していた。
我が部隊の隊列は、前方から特殊強襲班、突撃支援班、指揮官、そしてリペア班及び遠距離火力支援班の計4層から成り、
私は部隊指揮官として隊列のやや後方に居た。
皆、一様に部隊機体カラー
「Light Green」
に機体を染めており、整然たる隊列と相まって、非常に美しい光景であった。
このカラーに決めたのは、部隊長である彼であった。
両軍多大な損害を出した先のフリーダム奪取作戦において、
我が部隊では、彼ただ1人のみ帰還しなかった。
よもや彼がやられるとは思えないが、今、何処で何をしているのだろうか。
そして、我が部隊にとって因縁の場所、
このフリーダムシティへ我々はあと何度出撃するのだろうか。
ザザッ..ザザ…
「ジャミング反応有り!間もなく接敵します!」
「敵近いぞ!油断するな。特殊強襲班はいつも通り敵前衛には構わず、後方のリペア機及び支援機を叩け!」
接敵して間も無く、1機の敵影が視界に入る。
「迷彩柄に深紫ライン」の機体。
この戦場、やや違和感を感じていた。
「enemy3のカラー…あれは..
Tokyo.Gomionnnaか..?」
「くそっ!Wedgeがやられた、この動き、間違いありません!」
「さすがに早いなっ、リペア班、耐えろ、立て直すぞ!
Jay.Kay! Tokyo.Gomionnnaを止めろ!!」
…
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※1 フロントミッションオンライン
10vs10のオンラインロボットアクションゲーム
※2 ゲーム後期、部隊機能が実装され、戦闘時に部隊名のみ明示する事が可能になった
上記回想録には、一部フィクションが含まれています。
旧サイトWR攻略Wikiの記事より転記
WRのiOS垢とAndroid提供垢初期の名前はここから来てたんですね
あとJ氏の名前も
Jay氏はこのころからの付き合いです